■ 感染制御看護師(ICN)養成プログラム教育の目的
地域および施設における感染症発生の監視及び疫学調査、感染制御活動までの損課程において、感染症看護のスペシャリストとして必要な看護実践能力、ICTチームにおける教育、相談、研究、調整、倫理調整等の役割が果たせる人間性豊かな人材を育成し、医療を受ける人びととその家族、医療機関で働く人びと、地域の人びとへの貢献を目指すことを目的とする。
■ 感染制御看護師(ICN)養成プログラムの特徴
本プログラムの特徴は、看護師・保健師・助産師のキャリアアップとして、高度な専門知識や実践力を涵養する共通カリキュラムを履修後、1つは、発展途上国や大災害など集団感染症の国際的現場で、感染管理活動が実践できるICNの育成を目指したアドバンスド・プログラムと、もう1つは、国内の臨床や地域の国際的な感染症問題にも対応できるICNを養成するプロフェッショナル・プログラムの類型化した2つのコースを設置していることです。
プロフェッショナル・プログラムコースでは学位習得後、看護協会の専門看護師制度による「感染症専門看護師」の受験資格獲得が可能となるよう、カリキュラムを構成しています。
各プログラムには基本的に2年間のコースワークとなります。なお、社会人入学生のうち長期履修学生制度を選択した学生には3年間で2つのプログラムのコース展開も可能です。
■ どのような人材を育成するのか?
アドバンスド・プログラムにおいては、国際的公衆衛生の現場で、感染制御活動ができる人材を、プロフェッショナル・プログラムにおいては、専門看護師としてCNSのライセンスを獲得し、国での医療機関・地域で感染制御活動ができる人材を養成したいと考えます。基盤となる、科学的研究能力・専門的実践能力・国際的調整・交渉能力を有する人材を養成します。
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