久留米大学大学院医学研究科
感染制御看護師(ICN)養成プログラム
The program of training for ICN( Infection Control Nurse )





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 セミナー開催報告

 
 H21.1.16 特別講義(大学院セミナーシリーズ)


日時:平成211216日(水)17001830

場所:久留米大学筑水会館 2階 イベントホール

演題:今なぜICNが必要か ―世界が求めるICNの活動とは― 

     Siew Stielow Infection Consultant Radiation Safety Officer
     The Royal Victorian Eye & Ear Hospital

参加人数:61名

内容:

  • オーストラリア安全向上衛生管理委員会(ACSQHC)
  • オーストラリア感染制御委員会(AICA)
  • ビクトリア王立医院での院内感染サーベイランス・システム(VICNISS)
  • ビクトリア王立医院、WHOとオーストラリアでの手指衛生について




    講義の内容


       オーストラリア安全向上衛生管理委員会(ACSQHC)

    重要な事項1


    1.国家監視システム


     サーベイランスにより患者から病院関連の感染症被害をくい止める。


    2.国家感染制御指針


     有効に改善して、常に情報を提供する。


    3.国家手指衛生プロジェクト


    4.臨床医能力の確立


     総体的なHAI(感染症関連の衛生管理)予防思考法を採用するために結束して、臨床医、マネージャーとヘルスケア消費者を教育するために、技術と資源を供給することによって感染制御開業医の能力を向上させる。


    5.抗菌物質管理


     抗生用法をモニターする国家システムの開発

    重要な事項2
    国家のサーベイランス・システム
     国家のサーベイランス委員会は次の3年後に向けて基準の決定方法を計画している。


    国家の感染制御指針(現在再検討中)


    重要な事項3


    健康管理のための手指衛生


     施設内のMROの主な伝染ルートは手を通して直接接触または、間接的に清掃されていない汚染された設備と患者間を通して伝染する。


    重要な事項4


    臨床医能力の構築


     南ビクトリアの保健所において感染制御初心者のためにオンライン測定基準を開発する権限を与えた。10の測定基準があり、2010年1月までに準備される。


    10の測定基準


    1・ 感染管理の原理
    2. 疫学と統計
    3. サーベイランス
    4. 基本的な細菌学とMRO
    5. 重大な感染症においての感染制御
    6. スタッフの衛生と免疫
    7. アウトブレイク管理
    8. 作業構築
    9. 職業被曝
    10.清浄、殺菌、無菌

    健康管理のための手指衛生
    手指衛生プロジェクト

    2004年ビクトリア州の質向上委員会Victorian Quality Council(VQC)は、院内感染の発生率を低下させるために6つの公立病院で、試験的に資金提供した。

    • 全ての医療従事者に対してアルコールでの手摩擦消毒の積極的推進を行った。
    • 手指衛生審査は、医療従事者が従順しているかを監視するために実施された。結果を医療従事者に提供した。
    • 検査される耐性ブドウ球菌アウレウス(メシチリン耐性黄色ブドウ球菌)の割合
    • アルコールでの手摩擦消毒薬供給のデータ収集


    2005年から2006年の間ビクトリア州全ての公立病院において成功した。

    2007年7月から(Department of Human Services)ヒューマンサービス省は、ビクトリア州の効率的な手指衛生プロジェクトを継続している。

    WHO手指衛生指針

    • 2004年に開始
    • WHOから技術的な専門家が出席した。
    • 専門家は、主に科学的な所見を確認した。
    • 100人以上の国際的な専門家が、文献を準備した。
    • WHOアドバイザーと手指衛生特別委員会のメンバーが最終的な刊行までの作業過程を行った。
    WHO手指衛生指針
    WHO手指衛生指針
    あなたを守る5つの事項
    ①患者に接触する前
    ②無菌処置の前
    ③体液に接触したリスクのある後 
    ④患者に接触後
    ⑤患者の周囲に接触後



    オーストラリア手指衛生


    • 国家で手衛生推進を実行するACSQHCから3年間の資金提供
    • ACSQHCへ報告
    • 現在における手指衛生プログラムの影響力
    • リンジー・グレーソン教授
    • 司法権と病院の独立
    • ビクトリア州のオースティン衛生法によって基礎を形成される


    目的

    • 手指衛生従順における信頼性が高い指示薬を開発する
    • 正確に手指衛生従順を確認
    • ヘルスケア関連施設での感染割合を減少させる
    • 全ての医療従事者に対して手指衛生を「大切な業務」の一つとした
      オーストラリア手指衛生マニュアル

      オーストラリア手指衛生マニュアル


      キーポイント

      アルコールベースの手の摩擦→心がけるポイント→患者に接触する前後


Siew Stielow先生による講演の様子 左側 通訳 サザランド先生 右側 Siew Stielow先生 特別講義のパネル



講義の感想


  • 世界に通用する感染制御看護師の育成に力を入れていくことが大学病院の役割である。    
  • 手指衛生の重要性につて再認識することができた。
  • 日本や他の国では感染原因や伝播の違いがあるが、それぞれの国での経験や知識を共有することは大切である。



久留米大学リンクナース会議


 久留米大学病院におけるリンクナースの実際の活動内容を発表後、消毒薬、廃棄物、手指衛生、清掃、滅菌管理などについてとても熱心な意見交換がなされました。

WHOの手指衛生について説明するSiew Stielow先生熱心に質問されているリンクナースの皆さん



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